①盛土自体の強度が低いので、斜面安定の検討を行う
安定性促進の為排水性の良い砂利やジオテキスタイルを1.5ⅿ~2mおきにサンドイッチ状にして、盛り土内部に発生する間隙水圧を消散させるとともに、盛土の圧縮性を促進して強度増加させる工夫をする。
②土工設計では土量変化率Cが普通土に比べ小さいので実切土量は換算切土量より少し多めにする。
土量変化率が0.82~0.86と小さく、さらに高盛土による盛土自体の圧縮沈下量も他の盛り土材料より大きいので、切土・盛土各土量のバランスを考慮する場合には切土量を設計値よりやや多めに考える。
③土の種類に応じて盛土部とのり面部に分ける
一般に火山灰質粘性土の表面は、黒ボクと呼ばれる黒色の植生に適する火山灰質粘性土で覆われており、(厚さ1ⅿ程度)、灰土のように植生に適さない盛土材を使用する場合は、盛土法面(厚さ0.5ⅿ)に使用する設計として、施工時には仮置きすることを仕様書に盛り込む
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