①直接基礎P3
P3橋脚では、地盤特性、変形特性、支持地盤深度、地下水位が必要となる
・ボーリング調査;ボーリングにより試料を採取し、各層の厚さ及び支持地盤の深度を測定する
・地下水位試験;ボーリング孔を利用して地下水位を測定する
・孔内水平載荷試験;ボーリング孔を利用して孔壁面に対して垂直方向に載荷し、その時の圧力と孔壁面の変位から、地盤の変形係数、降伏応力、極限圧力を求める
・室内土質試験;土粒子の密度、含水比、湿潤密度、粒度、液性・塑性限界試験など物理試験を行い土質性状を調べる
・三軸圧縮試験;ボーリング調査で得られた試料を用い、円柱状の供試体を、地中で受けていた応力を再現するために側方から液圧(セル圧)をかけた状態で軸方向に圧縮し、圧縮応力と変形の関係を調べる。三軸圧縮試験はいくつかのセル圧のもとで供試体を圧縮破壊させ、セル圧と最大圧縮強さの関係から、その土の強度定数C,φを求める。
②ニューマチックケーソン基礎P2
ケーソン基礎の設計・施工計画に必要な調査項目は上記P3の調査項目に加え、酸欠・有毒ガスの有無の調査、気象・河想の調査が必要である。ただし、砂礫層は70㎝の砂礫が確認されていることから、孔内水平載荷試験では極端に大きな変形係数を出す可能性があるため、注意が必要である。
また、ボーリング調査では、各地層の境界を決定する要素は、削孔中に得たコア試料に加え、掘進速度や泥水ポンプの圧力、ロッドの振動などボーリング技術者の裁量に負う部分が多い。特に砂礫層の性状とその層厚は誤りやすいので注意が必要である。
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