16.Ⅰ.2.5.1　浚渫粘土で埋め立てられた地盤の特徴を述べよ

浚渫粘土は、液性限界を超える高含水比であることが多く、埋立後、ある期間放置しても自重による正規圧密状態に至らず、未圧密状態にとどまっているものが一般的であることから、せん断強度が非常に小さいという特徴を有する。このような土地を利用する場合には、上載荷重の作用によって非常に大きな圧密沈下の生じる可能性があり、圧縮性が非常に高い。

このように浚渫粘土によって埋め立てられた地盤は、高含水比に伴う低強度、高圧縮性という特徴がある。