22.Ⅰ.5.3 沖積粘性土N1に10ⅿのオープン掘削。掘削底面の変形とせん断強さの変化を土の力学試験で予測する方法を述べよ。予想される底面地盤変形とせん断強さの変化を時間経過を考慮し説明せよ

沖積粘性土を掘削した場合の掘削地盤の変形としては、応力解放によるリバウンドやすべり破壊による地盤の隆起が考えられる。

その際、せん断強度強さは地盤の緩みや乱れによって低下する可能性がある。この地盤変形特性を把握するための力学試験としては以下がある

①圧密試験;除荷時のリバウンド量

②簡易CU試験;現地盤の応力を再現した状態での粘着力C、変形係数E

 底面地盤の変形は、掘削による地盤の緩みや側方流動の影響を受けて、掘削とともに底面の隆起や法尻部の変形が増大する。

この地盤変形量や安定性を予測する方法としては、円弧すべり安定計算、弾塑性FEM解析による応力解放を考慮したリバウンド解析が挙げられる。

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