22.Ⅰ.3.2 盛土高さ3ⅿ以上で工期に余裕はない。軟弱地盤対策工法3つ、概要、特徴、適用条件をのべよ。

①軽量盛土工法

工法原理;盛土荷重軽減による安定性確保と沈下抑制

工法概要・特徴;EPS(高強度発泡スチロール)や混合軽量土(盛土材に発砲ビーズを混合)を」併用する事により活動力を低減させ、盛土の安定性を確保する

適用条件;盛土周辺の地下水が高い場合、軽量材が緩むため使用できない。

②敷網工

工法原理;盛土と基礎地盤の間に敷設したネットにより安定性を確保する

工法概要・高強度のネットを軟弱地盤上に敷設し、盛土を行い、ネットの引っ張り力で基礎地盤の局部破壊を防止する

適用条件;ネットによる基礎地盤の補強は盛土の沈下を伴うハンモック効果により発揮される為、ある程度の沈下を許容する必要がある。

③基礎地盤固結工法

工法原理;基礎地盤を固化することにより盛土荷重に対する地盤強度を増加させる

工法概要・特徴;基礎地盤にセメント等の固化材を攪拌・混合することにより、固化することで盛土の安定を図る。

適用条件;固化材で周辺地盤のPHが上昇するなどにより、農地などに影響を及ぼす可能性がある。

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