<近接対策工の対策と留意点>
①底盤改良による受働抵抗力の増大
全面改良するとコスト面で厳しいため、部分改良とする等経済面への配慮が必要である。また、改良時に一時的に地盤を乱し、山留壁の変位を助長する可能性があるので注意を要する
②山留壁背面改良による主働土圧の低減
山留壁背面を改良する際、固化材の噴射圧により山留壁の変形を促進する可能性がある。また、近接構造物の近傍地盤を一時的に乱すため、近接構造物の変形も促進する可能性があるので注意を要する。
③地下水低下工法による山留背面側圧の低減
地下水位を低下させることで、粘性土層の圧密沈下を助長する可能性があるので注意を要する。
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