22.Ⅰ.2.1 埋め土4ⅿ、砂質土6ⅿ、粘性土22ⅿ、以下支持層。鋼管矢板護岸横、近接建物隣地で15ⅿ掘削。山留工法、種類をそれぞれ2種類特徴と留意点

①鋼矢板工法(圧入工法)

特徴;止水性が高く、高い剛性が必要な場合は鋼管を土留め代わりとして対応することもできる。設置方法としては圧入、打撃があり、ウォータージェット併用により、硬質地盤にも適用する。

留意点;曲げ剛性がSMWに比べ小さいため、周辺への影響が懸念される為、計測管理等を確実に行う必要がある。継ぎ手がきちんと接合されていないと止水性が得られないことがある。運河が近いため、止水材(パイルロック)等の設置が必要と考えられる。

②ソイルセメント連続壁工法(SMW工法)

原地盤にセメント系固化材などを混ぜて、柱状に固化する。それらを一般的には3軸で連続打設することで土留め壁とする。剛性の強度を増すために芯材としてⅠ型鋼等を用いることで高い剛性を得られる。コストが低く、大規模土留め工事に用いられる。

留意点;腐植土ではセメント系固化材の効果が悪く、火山灰土では六価クロム溶出量が環境基準を超えやすいため、注意が必要である。

また、施工精度は1/100程度であるため、壁体長が長くなると、ソイルセメント柱がラップしない箇所が生じ、止水性の低下が懸念される。



0コメント

  • 1000 / 1000