23.Ⅰ.11.1 軟弱地盤上の橋台に対する側方流動の判定方法について述べよ。

①盛り土の安定定数及び軟弱層における橋台の側方移動データによる判定方法

側方移動判定方法(道路橋示方書)

Ⅰ=μ1×μ2×μ3×γ×H/c<1.2

μ1;=D/L;軟弱地盤層の補正係数

μ2;=∑b/B;基礎体幅における補正係数

μ3;=D/A;橋台幅方向の軟弱層厚の補正係数

γ;土の単位体積重量

H;盛土高さ

C;軟弱層における平均粘着力

b;杭幅

B;橋台の幅員長さ

A;橋台軸幅員方向幅

D;軟弱地盤層厚

L;杭の長さ

側方移動判定値Ⅰ<1.2の場合、側方移動の恐れがなく1.2以上の場合、側方移動の恐れがありと判断される。

②側方移動の要因データによる判定方法(旧日本道路公団)

F=C/(γ・H)×1/D≧4×10^‐2

側方移動判定値F≧4×10^‐2の場合側方移動の恐れはないと判断される。


<計算例>

C=10N、粘性土平均N値1、軟弱層厚12mで判定すると

⇒10/(18×7)×1/12=6.6×^‐3で側方移動の可能性あり



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