23.Ⅰ.10.3 下水管がレベル2地震動で変状するすることが予想される。予想される被害を2つ挙げ原因と対策を説明せよ。

①飽和砂質土層及び埋め戻し度が砂質土の場合、液状化により過剰間隙水圧が上昇し、見かけ上の重量が軽い管路の浮き上がり及び沈下が生じる。

液状化は下記の対策方法により行う

・間隙水圧消散工法である、グラベルドレーンによる管路延長の巻き立て工法

・固化材添加の改良土による埋め戻し工法

・鋼矢板による管路締め切り工法により、過剰間隙水圧の周辺からの回り込み防止し、浮き上がり及び沈下対策を行う

②縦断方向に延長の長い埋設物において、地層傾斜及び液状化による飽和土砂の流動による管路の側方流動が生じる

側方流動は下記の対策により行う

・ジオシンセティックと埋め戻し砕石による埋設管の自重増大工法により側方流動を防止する

・飽和砂質土層の地下水位を下げることにより、拘束圧が増大し密度が増大することにより、液状化を抑止する地下水位低下工法を行う

・管路の基礎において、地盤の側方流動は許容し、杭基礎により側方流動に対し、管路の過大な変位及び応力を抑制する

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