2019.05.02 12:4323.Ⅰ.11.3 側方移動対策として深層混合処理工法を採用した。しかし施工中に側方移動が発生、応急措置としての対応、移動した理由、追加対策工を述べよ①応急措置対策水平力を受ける第一砂質土N2及び粘性土層N0が軟弱であるため、施工により地盤が乱され、水平地盤反力係数が低下し、道路前面の受働土圧も低下したことが懸念される。道路前面の受働土圧の強化として、道路前面の地盤改良工法(薬液注入・深層地盤改良工法)及び押さえ盛土工を実施する。橋台の移動原因である主働土圧の軽減として、軽量盛土工法を比較検討する。②側方土圧が発生した理由軟弱層12ⅿに比較して改良範囲が橋軸方向の長さ6ⅿと狭い地盤改良体が外的安定しているか?追加工事にて地盤改良幅を検討し、内的安定及び外的安定を検討する・粘性土に腐植土が混合している場合、フミン酸による固化材の強度発現が阻害される。地盤改良体の強度が発現できているか確認する。地盤の不...
2019.05.02 11:2623.Ⅰ.11.2 橋台杭基礎背面に7ⅿの盛土。地盤は砂質土4ⅿN2、粘性土12ⅿN0、砂質土6ⅿN12、以下砂質土N45。側方移動対策工法として深層混合処理以外の対策工を2つ挙げ、概要と得失を述べよ①サンドコンパクションパイル工法概要;砂杭を打設して締め固める。粘性土地盤は砂杭により複合地盤として強化される。得失;工費は高く騒音振動が多いため対策が必要である軟弱地盤が密度増大するため、砂質土の場合液状化対策となる②プレロード工法概要;プレロード工法により、側方移動の原因である粘着力が増大することにより地盤強化を図る。橋台施工前にプレロードにて載荷重をかけ圧密沈下させ、粘性土の強度増加により粘着力の増加を図る。得失;工費は経済的である強度増加するための圧密沈下完了まで工期がかかる。プレロードの為の用地が必要となる
2019.05.02 11:2223.Ⅰ.11.1 軟弱地盤上の橋台に対する側方流動の判定方法について述べよ。①盛り土の安定定数及び軟弱層における橋台の側方移動データによる判定方法側方移動判定方法(道路橋示方書)Ⅰ=μ1×μ2×μ3×γ×H/c<1.2μ1;=D/L;軟弱地盤層の補正係数μ2;=∑b/B;基礎体幅における補正係数μ3;=D/A;橋台幅方向の軟弱層厚の補正係数γ;土の単位体積重量H;盛土高さC;軟弱層における平均粘着力b;杭幅B;橋台の幅員長さA;橋台軸幅員方向幅D;軟弱地盤層厚L;杭の長さ側方移動判定値Ⅰ<1.2の場合、側方移動の恐れがなく1.2以上の場合、側方移動の恐れがありと判断される。②側方移動の要因データによる判定方法(旧日本道路公団)F=C/(γ・H)×1/D≧4×10^‐2側方移動判定値F≧4×10^‐2の場合側方移動の恐れはないと...
2019.05.02 11:0423.Ⅰ.10.3 下水管がレベル2地震動で変状するすることが予想される。予想される被害を2つ挙げ原因と対策を説明せよ。①飽和砂質土層及び埋め戻し度が砂質土の場合、液状化により過剰間隙水圧が上昇し、見かけ上の重量が軽い管路の浮き上がり及び沈下が生じる。液状化は下記の対策方法により行う・間隙水圧消散工法である、グラベルドレーンによる管路延長の巻き立て工法・固化材添加の改良土による埋め戻し工法・鋼矢板による管路締め切り工法により、過剰間隙水圧の周辺からの回り込み防止し、浮き上がり及び沈下対策を行う②縦断方向に延長の長い埋設物において、地層傾斜及び液状化による飽和土砂の流動による管路の側方流動が生じる側方流動は下記の対策により行う・ジオシンセティックと埋め戻し砕石による埋設管の自重増大工法により側方流動を防止する・飽和砂質土層の地下水位を下げることにより、拘束圧が増大し密度が...
2019.05.02 10:0423.Ⅰ.10.2 計算手法として応答変位法が用いられる理由及び計算手法の概要を述べよ。地盤の諸数値を設定するときの留意点を述べよ①応答変位法を用いる理由と計算手法地震時において慣性力により、影響を受ける地上構造物と違い、地下構造物は、見かけ上重量が軽く、地盤の影響が大きい。地震動による地盤の変位を算出し、地盤の変位により骨組計算を行い、構造物の応力、変位を検討する応答変位法は簡易な計算方法であり、設計条件により精度の高い計算方法である。②地盤の諸数値を設定するときの留意点・応答変位法による耐震設計において、地盤ばね定数の影響は大きく、地盤ばね定数の算出は慎重に対応する必要がある。・地盤ばね定数の算出は、有限要素法により算出し、基準変位量に対する地盤ばね定数を採用する・静的FEMにおける地盤の変位量の算出は、地震前の変位量と地震後の変位量を算出し、その変位量差を応答変位法の変位量...
2019.05.02 08:2423.Ⅰ.10.1 管路施設(下水道)計画設計に当たり地震対策を検討する地質・地形を4つ挙げ地盤挙動と管路に及ぼす影響。地盤調査について計画時の留意点<地震対策の検討の際、地盤挙動と管路施設に及ぼす影響>①緩い飽和砂質土層は、地震規模により液状化となり、管路施設に対して、液状化による過剰間隙水圧より浮き上がり及び沈下の影響を受ける②軟弱粘性土層は、正規圧密沈下し、管路継ぎ手箇所及び人孔継ぎ手箇所において地震時に抜け上がり等が生じる③管路縦断方向において、軟弱層厚が急激に変化する場合、管路施設に対して地盤の地震応答変位の違いにより、管路継ぎ手箇所、人孔継ぎ手箇所において大きな応力及び抜け上がり、不同沈下が生じる④飽和砂質土層の液状化地盤の下層地盤が傾斜している場合、側方流動し、管路施設に対して大きな応力及び大きな変位が生じる<地盤対策検討にあたり、実施する地盤調査について計画時の留意点>①季節による地...
2019.05.02 08:0723.Ⅰ.9.3 流用土の安定性が悪い。工期の制約もあり、用地制約もある中、対策案3つ。耐久性、工期、施工性を中心に得失を述べよ。①安定処理盛土材に改良材を添加して盛土施工を行うもので、当初の施工機械で行うことが可能背であり、耐久性は良いが、施工性において改良強度が発揮されるまで盛り土は行えず、土量によっては工期がやや長くなる②補強土盛土シオテキスタイルなどの補強材を用いて盛土を施工する。耐久性には問題ないが、施工性は悪くなり、資材の調達などで工期が長くなる可能性もある③軽量盛土併用盛土下部は現地発生土を使用し、上方を軽量盛土で施工する。施工性は良く、工期は発泡材の場合、施工時に雨が降った場合に施工ができない等制限が発生する。EPSの場合は地下水による浮き上がりに注意が必要。揮発性物質や虫食いに注意が必要。経済的には最も高いものとなる
2019.05.02 07:5723.Ⅰ.9.2 15ⅿの盛土を風化堆積物上に設置。留意すべき課題と対応策①基礎地盤のすべり破壊盛土による載荷荷重により、基礎地盤である風化堆積物層のすべり破壊が発生する対策工は、法尻付近に深層混合改良を行い、基礎地盤のせん断強度を増加させ、すべり破壊を防止する②盛り土による地下水上昇法尻付近に盛土を施した場合、盛土内に地下水が上昇し、盛土の不安定化を招く恐れがある。対応策は地山と盛り土の間に排水施設を設け盛土への浸透を極力防止する
2019.05.02 07:4923.Ⅰ.9.1 山間部の盛土道路計画注意が必要な地質・地形条件を4つ挙げ想定される問題と現地調査で確認すべき事項①集水地形・谷あいの盛土では、地表水が集水しやすい・盛り土内の間隙水圧の上昇、盛土内破壊の原因・対策として地下排水溝。現地では地下水のルート、斜面内の湧水などの確認②崖錐、崩積土斜面・これらの堆積物は未固結でルーズなものが多く強度も小さい。このため基礎地盤を巻き込んだすべり破壊が考えられる。・対策は地下排水溝、置き換えなどがあり、現地踏査では地表の堆積環境の状態、湧水なども確認する③地すべり地形・地すべりでは盛土の施工位置(主働側)によって、地すべりを引き起こすことがある・現地踏査では盛土の施工位置における地形条件上部か下部かなど。地滑り地形、滑落などの有無④火山灰質土・火山灰質土は高含水比を示すものもあり、いわば軟弱地盤上の盛土となるケースがある。・...
2019.05.02 07:2923.Ⅰ.8.2 煙突基礎の杭基礎の内、適切と考える杭工法を2つ挙げ、特徴をのべよ。そのうちより適切の杭工法を選定し、理由を述べよ。施工する際のトラブル、原因及び回避方法を述べよ<杭工法>①鋼管杭バイブロハンマー工法特徴;振動・騒音が発生するが経済的、振動による打撃工法となる。礫などでだ阿下喜不能の場合はウォータージェット併用も可能②打撃工法のアボロン工法ドロップハンマによる打撃貫入③プレボーリング(中堀工法)杭中空部より掘削オーガーで土を掘削・排土しながら杭と埋設する。杭先端では根固め液を噴出して攪拌混合する。ネガティブフリクションを低減するためSL杭を用いる④場所打ち杭工法(アースドリル工法)表層ケーシング及び安定液により孔壁を保護しドリリングバケットで土を掘削及び排出を行い掘削終了後、鉄筋かごを挿入する。スライム除去を行った後、コンクリートを打設し現場造成杭を増築する工法である。<提案工法>プレボーリング(中堀工法)当該...
2019.05.02 07:0423.Ⅰ.8.1 10ⅿ埋立土N5、4ⅿ粘性土N4、2ⅿ砂質土N32、8ⅿシルトN3、6ⅿ細砂N13、支持層。煙突を設置する際の条件、杭基礎の留意点。鉛直力煙突3000KN,支柱600KNとする<考慮する条件>・支持層の選定;途中支持層と思える砂層あるが不十分支持層30ⅿ部分とする・杭材;構造物の概要から杭に作用する水平力やモーメントが大きくなるためコンクリート杭は不適当で鋼杭が適当。荷重が大きいため鋼管杭が適当と考える・工法;立地場所から振動騒音は許容される。臨海部の為潮位の干満による地下水の流れを考慮<留意点>・‐10ⅿの埋立土層は液状化が懸念される・粘性土及びシルト層の圧密沈下、ネガティブフリクションを考える→SL杭の検討・杭の細長比に注意。杭長30ⅿとしてφ500以上の0.6以下が望ましい・杭の長期許容支持力1/3×300×N×Ap;φ500で980KN/本を考える・継ぎ杭の仕様は1本の長さを18ⅿ以下として輸送面、継ぎ位置に問題ない...
2019.05.02 06:3923.Ⅰ.6.3 2ⅿN値10、3ⅿ腐植土、5ⅿ粘性土N値0その下支持地盤。プレロード盛土除去後沈下発生。原因と調査項目、沈下管理計画を述べよ<沈下発生要因>①腐植土の二次圧密;腐植土の一次圧密終了後に二次圧密(クリープ)が発生した②軟弱粘性土の圧密未完了;腐植土層の圧密量が予想より大きく、沖積粘性土の圧密完了しないうちに盛土を撤去した③沈下推定式の誤設定<原因究明の調査>①現場調査;沈下場所の特定(層別沈下計、水位、水圧分布、強度増加特性)②室内試験;サンプリングにより圧密特性の確認(Pc、e-logP曲線、強度増加率)<沈下管理計画>・動態観測により沈下進行状況を確認する・推定式と実測沈下量を整合させ、トライアル計算を継続する