23.Ⅰ.9.1 山間部の盛土道路計画注意が必要な地質・地形条件を4つ挙げ想定される問題と現地調査で確認すべき事項

①集水地形

・谷あいの盛土では、地表水が集水しやすい

・盛り土内の間隙水圧の上昇、盛土内破壊の原因

・対策として地下排水溝。現地では地下水のルート、斜面内の湧水などの確認

②崖錐、崩積土斜面

・これらの堆積物は未固結でルーズなものが多く強度も小さい。このため基礎地盤を巻き込んだすべり破壊が考えられる。

・対策は地下排水溝、置き換えなどがあり、現地踏査では地表の堆積環境の状態、湧水なども確認する

③地すべり地形

・地すべりでは盛土の施工位置(主働側)によって、地すべりを引き起こすことがある

・現地踏査では盛土の施工位置における地形条件上部か下部かなど。地滑り地形、滑落などの有無

④火山灰質土

・火山灰質土は高含水比を示すものもあり、いわば軟弱地盤上の盛土となるケースがある。

・対策として地盤改良、置き換えなどが考えられる。現地踏査は火山灰の地表状態、分布を確認する


0コメント

  • 1000 / 1000