23.Ⅱ.1 今後の社会資本整備における課題を3つ挙げ、どのように取り組むべきか意見を述べよ

①加速するインフラの老朽化

<集約・再編を含めた既存施設の戦略的メンテナンス>

・メンテナンスサイクルの構築による老朽化インフラの安全性の確保

・中長期的にトータルコストを縮減・平準化(集約化等による規模の適正化を含む)

・メンテナンス産業の競争力強化

<既存施設の有効活用 (賢く使う取組)>

・既存施設の機能の最大化(例:羽田空港における飛行経路見直しによる空港処理能力拡大等)

・既存施設の機能の強化・高度化(例:公営住宅における集約等に伴う福祉施設の設置等)

・既存施設の多機能化(例:下水処理場の上部空間を活用した発電施設の整備等)

1-1 メンテナンスサイクルの構築による安全・安心の確保とトータルコストの縮減・平準化の両立

1-2 メンテナンス技術の向上とメンテナンス産業の競争力の強化

②脆弱国土・切迫する巨大地震、激甚化する気象災害

〇最大クラスの津波・高潮に対応したハザードマップを作成・公表し、住民の防災意識向上につながる訓練

⇒ハードとソフトの併用による対応

TEC-FORCEの充実・強化やタイムライン※の導入促進

 ※関係者が事前にとるべき防災行動を時系列で整理したもの

★技能労働者の退職及び技術継承

○地域の守り手である現場の担い手・技能人材の安定的な確保・育成

⇒働き方改革による若手労働者の確保

○現場の生産性向上による構造改革

⇒IOT活用

○公共工事の品質確保と担い手確保に向けた発注者による取組の推進

⇒総合評価方式によるダンピングの回避

○社会資本整備に関わる多様な人材の確保・育成(メンテナンス、PPP/PFI等を担う人材)

⇒退職者の再雇用、女性人員の獲得



③人口減少に伴う地方の疲弊

・都市のコンパクト化と周辺等の交通ネットワークの形成等

・安心して生活・移動できる空間の確保(バリアフリー・ユニバーサルデザインの推進)

④激化する国際競争

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