<課題>
①技術者の高齢化、若手技術者の減少による技術の伝承。今後技術をどうやって伝承していくべきか
②公共事業の効率的な活用。効果的な計画、設計、施工、維持管理のやり方
③品質の確保
<問題点>
①技術の伝承
・これまでの日本社会の技術伝承はOJTが主流
・コミュニケーション不足やジェネレーションギャップが大きいとなかなか若手技術者に技術が伝わらない
・熟練技術者の技術は個人知(暗黙知)であり、文章家されにくいため、伝わりにくい
②効率的な建設事業
・公共工事費が限られている
・徐々に維持管理費が増大する。
・建設事業そのものが立ちいかなくなる
・対症療法的な対応はコストが高い
③品質の確保
・低入札の横行による成果物の品質低下
・熟練技術者の減少に伴う技術力の低下
・施工不良
<解決策>
①技術の伝承
・OFF-JTの活用、誰にでもわかるように技術を形式化することで技術の伝承が可能となる。
・定年退職者の再雇用を行い、座学だけでなく、現場において業務・工事の進め方や留意事項の指導を行う、これにより雇用創出にもなる。
・教育に対する入札時の評価方法の構築
②効率的な建設事業の推進
・既存施設の維持管理に関していえば、事後保全から事前保全への転換が必要
・構造物の劣化進行を制御しながら、長寿命化を図り、予算を平準化する技術として、アセットマネジメントの早期確立。
・そのためには多くのデータを収集し、データベースの構築が重要
③品質の確保
・提案力・技術力を評価に入れた入札方式(プロポーザル・総合評価方式)の採用による低入札の抑制
・ICT技術(情報化施工など)による作業の自動化、設計段階の情報をインプットすることで、MG技術、MC技術の活用
・品質管理の徹底(非破壊技術の活用)
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