<他の静的な解析方法との比較>
①非常に簡易である。必要な地盤定数が他の手法と比較して少なく、他の手法と比較して判定が簡易にできる。
②液状化の程度を反映できない。液状化判定で液状化する土質は全て強度をゼロとして解析を実施するため、他の手法と比較して液状化の程度を計算に反映できない
③沈下量は経験式から求める。円弧すべり家計算で沈下量を求める場合、円弧すべり計算から求まる安全率Fsと沈下量の経験式から沈下量を算出する。そのため、他の手法と比較して解析制度が劣る。
<圧密非排水強度を用いる場合の留意点>
圧密非排水強度は過剰間隙水圧を考慮しない全応力法で利用することができる。
砂質土分を含む粘性土の場合、圧密により過剰間隙水圧が発生するため、その取り扱いには十分留意する必要がある。
私が経験した業務では、三軸圧縮試験を実施する場合に粒度試験を実施し、砂質土を含む粘性土についてはCUB試験を実施することを提案した。
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