①地盤モデル構築と液状化層の分布や支持地盤位置の把握、各種パラメーターの設定が必要である。
対応;十分な地盤データを精査し地盤モデルを構築したのち、必要なパラメーターを設定する。設定に際しては、調査方法やその制度に留意して特異値等の有無確認が重要である。
②液状化地盤の傾斜の有無に留意する
液状化地盤が傾斜している場合は、地盤の流動化の検討を行って、ケーソンに対する影響を検討する。
対応;想定地震動と地盤モデルを用いた動的FEM解析により、地盤流動時の応力や変位量を想定し、その応力がケーソン基礎に与える影響を確認する。
③流動化の範囲に留意する。
流動化については、護岸背面の100ⅿまで確認する必要があるため、用地外にあたる場合は検討を行う必要がある。
対応;用地外の構造物の有無。その重要性を確認するとともに、地盤データが不足している場合は追加調査を行う。
(別案)
用地制約の可能性があるので、大型重機の進入不可。そのため深層混合、SCP、GDは選定不可。矢板で囲えないので地下水位低下工法も不可。そこで固結工法の薬液注入工を選定する。
留意点として薬液材選定、注入率選定、改良率の選定、改良径削孔ピッチの設定。ケーソンの変位、薬液逸失の管理等
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