24.Ⅰ.3.3 掘削底面に問題はない。SMW27ⅿ設置。15ⅿの内10ⅿ掘削後民家の沈下量が増加。原因2つ、対策工の概要と留意点

①想定以上の土圧の作用により土留め壁が変状し、その影響により民家が沈下した可能性がある。

対策工;掘削底面・背面の地盤改良、先行地中梁

留意点;第一粘性土に腐植土やフミン酸が含まれている場合、セメント固化反応を阻害するので、これに応じた固化材を選定する必要があるとともに配合試験による強度確認を行う。

粘性土に火山灰質土が含まれる場合、六価クロムが溶出する可能性があるため、特殊土用の固化材を選定する必要がある。

②土留め壁のソイルセメントの造成不良;第一粘性土に腐植土やフミン酸が混入する場合、土留め壁のソイルセメントの造成不良により欠損部ができ、土砂が流出しこれにより、民家が沈下した可能性がある。

対策工;欠損部の地盤改良

留意点;粘性土に腐植土やフミン酸が含まれている場合、火山灰質土が含まれる場合、①と同様な点に留意が必要。


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