26.Ⅱ.1.2 主働土圧、受働土圧、静止土圧について定義と構造物の設計にどのように用いられるか説明せよ

①主働土圧

主働土圧は3つの中で最も小さい土圧であり、土圧を受ける構造物が前方に移動したときに、すべりにより背面地盤が下がった時に作用する土圧である。

用途は橋台背面の作用土圧として用いられる

②受働土圧

受働土圧は3つの中で一番大きな土圧であり、土圧を受ける構造が土圧作用方向と反対側に変位したケースを考え地盤は盛り上がる形になる。

主に土留め壁などで根入れ部に押された土塊の移動を受け止めようとする土圧。

用途は橋台や擁壁の滑動照査が厳しい場合に土の抑えを考慮する場合に使用される

③静止土圧

静止土圧は3つの中で中間の土圧である。土圧を受ける構造物が静止した状態で作用する。通常土圧(側圧)係数は0.5が使用される

用途は両側から土圧を受け変位が生じない状態のボックスカルバート、U型水路の計算に使用される

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