26.Ⅱ.1.1 標準貫入試験、電気式コーン貫入試験、簡易動的コーン貫入試験、スウェーデン式サウンディングから2つ選び概要、得られる地盤情報、適用にあたっての留意点

①標準貫入試験

概要;質量63.5㎏のドライブハンマーを高さ76㎝から自由落下させ、打撃によりsptサンプラーを地中に300mm貫入させるのに必要な打撃回数を計測し強度情報を得る。

得られる地盤情報;N値、またN値から推測される土質定数より土質、土の硬軟、締まり具合が把握でき得られた試料により物理試験も行うことができる

留意点;土質の適用範囲は広いが、軟弱層では精度が悪いこと。人為的誤差が発生するため、半自動、または全自動落下装置を用いることが望ましい。

③簡易動的コーン貫入試験

概要;5㎏のモンケンを50㎝の高さから自由落下させ、ノッキングブロック、ロッドを介して円錐状のコーンを地盤に打撃貫入させる

得られる地盤情報;Nd値及び換算N値、N値から推定される土質定数

留意点;地中に貫入するロッドが単管式であるため、ロッドに周面摩擦が働く。そのため深度方向に従いNd値が過大なものとなる。おおむね5ⅿ程度が測定限界深度である

④スウェーデン式サウンディング試験

概要;ロッド先端にスクリューがついた試験機に段階的に載荷し、25㎝貫入時の回転数を記録する

得られる地盤情報;貫入に対する荷重と回転数から換算N値を得られ、推定式よりぢ須つ情報を検討できる。試験時の音は重要な情報で、粘土・砂質土など土質を推測できる

留意点;適用地盤は10ⅿ以浅の軟弱地盤であり、礫が混入する層や、締まった砂礫は適用不能であることが挙げられる


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