30.Ⅱ.1.1地盤調査の結果上層に良質な地盤、下層に軟弱な地盤が存在。この地盤上で、直接基礎の支持力の検討を行う際に、下層地盤の影響について考慮が必要となる条件と支持力検討の方法及び設計上の留意点

①下層地盤の影響について必要な考慮条件

・建屋荷重作用後の軟弱地盤の支持力不足と圧密沈下のお発生について考慮する

・層厚が不均等である合や、建屋荷重に偏りがある場合、不等沈下が発生することを考慮する

②支持力検討の方法

・上部良質地盤の支持力照査と合わせて、下層軟弱地盤においても荷重分散後の応力に基づいた支持力照査を行う必要がある

・構造物の用途に合わせて、適切に算定式を選定する必要がある

③設計上の留意点

・圧密沈下を評価するときの有効応力はブージネスク(ブシネスク)式等で荷重分散効果を適切に考慮する必要がある。

・圧密試験から求められるe-ΔPやCv等を指標として、沈下量や沈下収束時間を評価する必要がある。

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