19.Ⅰ.2.3 地中の共同溝で回りの沖積砂層が液状化を生じた場合、対策工3つ。概要・効果の確実性・施工性・経済性を挙げよ。その中で採用すべき工法は?

対策①土留め壁による締め切り工法;液状化に伴う周辺地盤からの過剰間隙水圧の伝播(でんぱ)や地盤の回り込みを抑制し、水平変位、沈下、浮き上がりを防止する。周辺地盤が液状化した際に作用する荷重に対しても土留め壁の設計を行い仕様を決定することで施工性、経済性共に優れている。

対策②杭工法;杭の剛性及び支持力により変位を防止する。効果は確実であるが周辺地盤との相対沈下が大きくなる。液状化対策として使用する場合は割高である。

対策③地盤改良工法(固化工法);周辺地盤を薬液注入工法などにより固化させて液状化を防止する。影響範囲を改良すれば効果は確実である。軽微な設備で施工がかのうであり、都市部での施工性もよい。改良範囲が大きくなる為コストは高くなる。

最適工法は①土留め壁による締め切り工法を選定する。

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