20.Ⅰ.4.1 軟弱地盤上の橋台背面盛土、完成後の橋台に生じる変状・対策設計2つ

①軟弱粘性土の圧密沈下

橋台背面盛土の盛土荷重により圧密沈下する可能性がある。杭基礎にネガティブフリクションが発生し、杭軸力が増加し杭に変状が発生する可能性がある。また盛り土側に引き込まれるような水平力が発生し橋台が返上する可能性がある。これらの変状の有無を評価するためにの調査として圧密試験・一軸圧縮試験・三軸圧縮試験で圧密及びせん断の物性値を把握する必要がある。

②軟弱砂質土の地震時液状化

N値の低い砂質土があり、地震時に液状化する可能性がある。砂層の物理試験を実施し、粒度分布により液状化判定を行う。液状化する場合は地震時の杭基礎の設計で地盤ばねを低減した検討を実施する。

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