2019.02.11 11:28☆粘土層16mN値1、砂層12mN値50以上に15m掘削後BOX設置(水位地上+1m)1)考えられる土留め工法を3種類挙げ、それぞれの特徴を説明せよ①鋼矢良板土留め工法;掘削深さ25m程度まで可能性があるため、妥当である。施工性の良い点がメリットで 壁の剛性が低いために切梁の段数が多くなる点がデメリットである。 打設工法には振動工法や圧入工法がある。値入先端付近では、被圧が帯水層に近いため鋼矢板の圧入が最も適している。②RC地下連続壁工法;安定液で孔壁を保持して掘削し、鉄筋かごを挿入後水中コンクリートを打設して安定液と 置き換えることでRC壁を構築する。一掘削延長(エレメント)毎に接続部の止水性と剛性を確保するために慎重な 施工管理が必要である。本条件では掘削深さが浅い為に不経済になる可能性がある。③柱列式連続壁工法;一般的にSMW工法...
2019.02.11 10:37標準貫入試験以外で、地盤の変形係数を求める方法を3種類挙標準貫入試験以外で、地盤の変形係数を求める方法を3種類挙げ、それぞれについて概説し、求めた変形係数の利用上の留意点について述べよ。①平板載荷試験;直径30㎝の載荷板をジャッキによって鉛直方向に載荷し荷重ー変位曲線から変位係数を求める②孔内水平載荷試験;ボーリング孔内に載荷装置を水平方向に膨張させて加圧する。膨張圧と膨張量から変形係数を求める③一軸圧縮試験;円筒状の試料を鉛直方向に載荷し、応力ーひずみ関係から変形係数を求める ①平板載荷試験;内部摩擦角が大きい地盤では誤差が大きくなる。また、地盤の表層の代表値であり、輻輳する地層には考慮が必要である②孔内水平載荷試験;水平方向の平面ひずみの値のため、異方性がある粘性土や岩盤で鉛直方向の変形係数を求めたい...
2019.02.11 10:342018年Ⅲ地盤内に施工される、杭基礎、地盤改良、グラウンドアンカーなどの構造物(以下、「地盤内構造物」という。)は、直接的に品質を確認することは難しい。このため、地盤技術者は、調査・設計・施工の各段階において、地盤特性及び地盤内構造物の特徴に応じ、品質向上に努めなければならない。以上のような状況を踏まえて、地盤内構造物の品質確保に関して、以下の問いに答えよ。なお解答の目安は(1)を1枚程度、(2)を2枚程度とする。(1)地盤内構造物において想定される、地盤の不均質性や調査の不確実性に起因する不具合を2つ挙げ、それぞれの原因及び技術的課題について抽出し、記述せよ。(2)(1)で挙げた2つの不具合に対し、抽出した技術的課題について、品質を確保するために実施すべき、最...
2019.02.03 14:11土の湿潤密度試験湿潤密度ρtは、土全体の単位体積質量であり、自立 する塊状の土を対象とし、その体積と質量を測定して求める。湿潤密度ρ tは次式より求めるρ t=m/V ここに、m:供試体の質量(g) V:供試体の体積(cm3) なお、体積Vは次式により算出する。 V=π/4・D2・Hここに、D:平均直径(cm) H:平均高さ(cm)
2019.02.03 14:08土の含水比試験含水比wは、土粒子の質量に対する間隙に含まれる水の 質量の割合を百分率で表したものであるw=(ma-mb)/(mb-mc)×100 ここに、ma:試料と容器の質量(g) mb:乾燥試料と容器の質量(g) mc:容器の質量(g)
2019.02.03 14:07土粒子の密度試験土粒子の密度ρsは、土粒子部分のみの単位体積質量であるρs=ms/(ms+(ma-mb))×ρw(T) ここに、ms:炉乾燥試料の質量(g) mb:…温度T(℃)の蒸留水と試料を満たしたピ クノメーターの質量(g) ma:…温度T(℃)の蒸留水を満たしたピクノ メーターの質量(g) ρw(T):…T(℃)における蒸留水の密度(g/cm3)
2019.02.03 13:54平板載荷試験概要現地盤に直径30cmの剛な載荷板を設置し、荷重を段 階的に繰り返し載荷して、その際の荷重と沈下量の関係か ら地盤の強さ、変形及び支持力特性(極限支持力、地盤反 力係数など)が得られる。載荷方法は、荷重制御による段 階式(1サイクル)載荷あるいは段階式繰返し(多サイク ル)載荷の方法が用いられる。 留意点応力到達範囲は浅層部であり、 評価については十分留意する必要がある深部の地盤の状況を把握するためには他の調査 方法なども併用で実施する必要がある。
2019.02.03 13:45標準貫入試験質 量63.5kgのハンマーを76cmの高さから自由落下させ30cm打ち込 むのに必要な打撃回数をN値とする長所① 軟弱層から硬質層まで調査が可能。 ② 土質および層厚を明確に把握出来る。 ③ 孔内水位(地下水位)を把握出来る。 ④ ロッドに生じる摩擦抵抗の影響を受けないため、調 査深度の地盤を適切に評価出来る。 ⑤ 把握したい土質定数に合わせて、様々な試験が実施 出来る。短所①調査時間が長く、調査費が高価である。 ②①の理由で、多測点の調査が出来ない。 ③地盤の締まり具合を連続的に把握出来ない。 ④試験設備が大きく、狭小地では調査できない。 ⑤ 小規模建築物の地盤調査として重要な、軟弱地盤部 分のN値にバラツキが出やすい。
2019.02.03 13:41スウェーデン式の長所短所長所① 狭い場所でも調査が可能。ボーリングに比べると, 試験器具類が軽くて少ないので,傾斜地や階段上でも 容易に道具を運べる。② 調査時間が短く費用も安価である。 ③ 土の強さを連続して測定する。また地盤の硬軟度合 の細かな変化がわかる。④ 短時間で測定ポイント数が多くとれるので,地層傾 斜などの変化も把握し易い。短所① 土質試料が採取できないため、概略的な土質の判定 しかできない。 ② 盛土に大きなレキやガラがあると貫通できず、盛土 下位地盤の調査ができないことがある。③ 硬い~締まった地盤に達すると貫入困難または不能 となり、その厚さを確認できない。④ 深度が増すと,ロッドの摩擦抵抗やロッド重量が データに影響し,データの信頼性が低くなる。