14.Ⅰ.2.6.1 軟弱な層の下に‐20ⅿと‐50ⅿと支持層が地点で異なる位置に道路橋の橋脚基礎の形式選定及び設計のために必要な調査項目と内容について説明せよ

事前調査の結果では以下の問題点が考えられる

①橋脚始点と終点の支持層深さが不明であり、計画区間の支持層傾斜状況が中間部しか判明しない

②軟弱な粘性土層が厚く堆積しており、圧密沈下発生の恐れが予想され、そのために基礎体の周辺には負の周辺摩擦力発生が予想される

③基礎体頭部は水平力や曲げ応力に対する抵抗力が弱く、頭部は剛性の高い基礎計画が必要である。

このため、次の調査を改めて実施する。

①ボーリングと標準貫入試験を橋梁始点と終点で行い、それぞれの支持層深さとその上位層を調査する。また、支持層の傾斜は周辺地形を地形図や現地踏査で確認する。

②軟弱な粘土層の上位・中位・下位のせん断特性と圧密特性を知る目的で、終点地点で乱さない試料採取を行い、圧密試験と一軸・三軸圧縮試験を実施する。また、上位では横方向の孔内載荷試験を行う。

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