事前調査の結果では以下の問題点が考えられる
①橋脚始点と終点の支持層深さが不明であり、計画区間の支持層傾斜状況が中間部しか判明しない
②軟弱な粘性土層が厚く堆積しており、圧密沈下発生の恐れが予想され、そのために基礎体の周辺には負の周辺摩擦力発生が予想される
③基礎体頭部は水平力や曲げ応力に対する抵抗力が弱く、頭部は剛性の高い基礎計画が必要である。
このため、次の調査を改めて実施する。
①ボーリングと標準貫入試験を橋梁始点と終点で行い、それぞれの支持層深さとその上位層を調査する。また、支持層の傾斜は周辺地形を地形図や現地踏査で確認する。
②軟弱な粘土層の上位・中位・下位のせん断特性と圧密特性を知る目的で、終点地点で乱さない試料採取を行い、圧密試験と一軸・三軸圧縮試験を実施する。また、上位では横方向の孔内載荷試験を行う。
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