①特徴;礫や人口材料によるドレーン材を地盤中に設置することにより地盤の透水性を高め、地震時の砂層内で生じる過剰間隙水圧の上昇を抑えて液状化を防止する工法である。低振動、低騒音の施工が可能であること、地盤を比較的乱しにくいため周辺への影響が小さいことから、市街地や重要構造物近傍での施工が可能である。
②適用上の留意点
・液状化が防止できた場合も、ある程度の大きさの残留沈下を生じることを留意する必要がある。
・設計においては透水係数や体積圧縮係数などの地盤物性値を精度よく設定しなくてはいけない
・ドレーンの透水性を確保することが最大のキーポイントであるため、土質に適したドレーン材を選定するとともに、連続性も重要なため確実な施工管理を行わなければならない。
・締固め工法と比べると密度増加を伴わないため、想定した地盤よりも厳しい条件の地震を受けた場合の粘りをあまり期待できない。
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