15.Ⅰ.2.6.1 GL-4m表土N4、‐8ⅿシルトN2、‐20ⅿ砂N15、‐23ⅿ砂シルト、‐45ⅿ細砂N30、固結シルト。15ⅿ掘削の土留め3種類の特徴を述べよ

①鋼矢板

U型やハット型などの鋼矢板を継ぎ手部をかみ合わせながら連続して地中に打ち込み、圧入した土留壁である。洒水性を有する土留め壁の中で最も安価であるが、適用可能な掘削深度は15ⅿ程度である。また、砂礫などの硬い地盤では補助工法がないと施工が困難である。

②柱列式ソイルセメント壁工法SMW

 セメント溶液を原位置土と攪拌・混合した掘削孔にH型鋼等を挿入して、柱列状に施工したものである。遮水性がよく断面性能も比較的大きいことから周辺地盤への影響を比較的小さく抑えることができる。地盤種別によってソイルモルタルの強度低下や遮水性が悪くなったり、施工深度が深くなると精度に問題が生じる場合があるので注意が必要である。

③地下連続壁

 ベントナイト溶液などの地盤安定作用を利用して地盤を削孔し、鉄筋コンクリート壁を連続して地中に施工した土留め壁である。連続性、均一性、遮水性がよく、施工精度も高い。断面性能が大きいので重要構造物が近接している場合や、軟弱地盤における工事に用いられる。他の2工法と比べ、工期が長く工費も高い

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