22.Ⅰ.11.3 20ⅿ下の砂礫層を支持層とした場合、適切と思われる杭種及び理由を設計・施工上の課題及び対応策の観点から説明せよ

選定形式;場所打ち杭(全周回転式オールケーシング工法)

理由;

①薄層の砂礫層は最大礫径90㎜が存在する。(実際は3倍の礫が存在する可能性がある)ことから、この砂礫層を確実に打ち抜ける全周回転式オールケーシング工法が適している。

②液状化の可能性があると判断された場合、橋台においてもレベル2地震動に対する照査が必要となる。杭頭付近の地盤抵抗も小さく、杭頭で変位が大きくなることが考えられる。よって剛性の高いコンクリート場所打ち杭が適している

③圧密沈下を起こす可能性がある。その場合ネガティブフリクションの検討を行う必要がある。また、圧密に伴う側方流動による杭への影響が考えられることから、②で述べたものと同じように剛性の高いコンクリート場所打ち杭が適している。

留意点;ケーシング引き抜き時に、鉄筋の共上りに注意する。

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