選定条件
・市街地周辺であり、騒音振動を発生させる杭種、施工方法は不可
・杭長は13m程度
・比較的上部工の荷重は大きい
・中間層は地盤抵抗の低い砂質土、粘性土
<選定工法1>場所打ち杭(オールケーシング工法)
設計施工上の特徴;中間層の地盤定数が低く、杭長も比較的短いことから、周面摩擦力はあまり期待できず、支持力は杭先端が受け持つ割合が大きくなる。場所打ち杭であれば、杭径がφ1500以上の大口径も採用できる。
また、支持層の砂礫についても杭径程度の貫入は問題なく打設できる
<選定工法2>鋼管杭(中堀・セメントミルク噴射攪拌方式)
設計施工上の特徴;板厚を調整することにより、杭の剛性を高めることができるため水平変位にも対応できる。杭先端の支持力は200N考慮できる。杭先端の支持層への貫入は、オーガーによる中堀で杭径程度は貫入可能である。
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