<現場締固め管理方法>
現場の締固め程度は、現場密度試験により求める。現場密度試験は密度が明確な砂や水で置き換えることで密度を求める置換法と、微弱なγ線やβ線などの放射線を地盤に拡散し、戻ってくる量より密度と含水比を求めるRI法がある
<室内試験と現場試験の特性が異なる理由と留意点>
①礫の混入
同じ場所から採取した場合でも、その土質は一定ではない。
室内試験における礫の最大径は通常37.5㎜これより大きく、密度の高い礫が混入する場合は室内と現場締固め結果に差異が生じる。
対象土の粒度特性を把握し、礫分補正を踏まえたうえで評価を行う。
礫(試験で規定する最大径)割合が40%以上の場合は大型締固め試験をを行う。現場ではその地点における礫の割合を求め補正して管理する。
②室内と現場の締固めエネルギーの違い
室内試験と現場で転圧を行う施工機械のエネルギーが著しく違う場合は室内と現場の締固めに違いが生じる。現場でヤードを設け盛土試験施工を行い、盛土巻き出し厚、機械の転圧速度、転圧回数などの諸条件が室内締固め試験似合う条件を求める
0コメント