①特性
地盤構造物である切土、盛土は材料が土であることから建設費用が安価、材料の入手が容易であることから膨大な延長を有して建設されたことである。
敷地の制約などで法面を有する盛り土ができない場合には擁壁が採用され、これも同様に膨大な個所数である。
橋梁の下部工の設計や建設は、盛土などと比べて容易に施工できないが、日本経済を支える道路整備に伴って非常に多く建設されている。
もう一つの特性として、建設当時の設計条件が変化する可能性を有することである。地球温暖化現象による海面上昇や大雨の頻繁な発生による地下水位の上昇や経年劣化による地盤強度の低下などが挙げられる。
②地震対策を実施するに当たっての課題
・設計条件の変化
・少子高齢化社会の進展による人口減少
・建設分野を志す若者の減少
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