調査段階;鋼・コンクリート構造物と比べ、地盤構造物は地盤性状や地質の不確実性・不均質性があり、強度のばらつきも大きく、経年劣化も予測しづらい。また、地中の劣化状況を把握することも難しい。そのため調査で正確な地盤情報を把握することが困難である。
地盤構造物は主材料が土であり安価なため膨大な延長が建設されており、すべての箇所を調査することが難しい。
設計段階;コスト面から詳細調査個所が少ないため、少ない情報要素にて設計する必要がある。地質が複雑な場合すべての挙動を予測するのは難しい
また、地盤構造物の設計では耐震設計法の確立が必要である
施工段階;盛り土では締固めの管理が重要である、盛土材として現地発生土が用いられることが多く盛り土材に不均質性がある。スレーキング等により盛り土の沈下が生じる可能性も注意する。それらより、挙動を正確に予測することが難しい。降雨等施工中の気象条件によっても施工品質にばらつきが出る。設計とは違った地質・土質・地形条件に遭遇する可能性がある
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