26.Ⅱ.2.2 杭基礎隣接マンションの横に5ⅿ道路盛土計画。水位は‐1m、地盤は5ⅿN値3沖積砂質土層、8ⅿN値3沖積粘性土、以下N値50砂礫。検討項目、必要な調査、試験方法

①沖積砂質土層の液状化;地下水が高く緩い砂質土層は地震時に液状化が発生する恐れがある。液状化により盛り土の陥没や崩壊が生じる。液状化の検討を行い必要であれば対策工を検討する

②沖積粘性土の圧密沈下;軟弱な粘性土層は、盛土の載荷荷重により圧密沈下が発生する可能性がある。盛土の不等沈下により段差亀裂が生じる。圧密試験を行い必要であれば対策工を検討する

③マンション杭基礎の損傷;軟弱地盤に盛土を行うと、支持力が不足しすべり破壊が生じ側方流動による杭基礎に損傷が生じる恐れがある

また軟弱粘性土の圧密沈下によりネガティブフリクションが作用する可能性がある

④必要な物性値

・ボーリング(土質・液状化判定)

・N値(強度、液状化判定)

・地下水位(液状化判定、有効土被り圧)

・物理試験(粒度・密度・含水、液状化判定、沈下、物理特性)

・せん断試験(一軸三軸、強度、支持力、変形係数、安定計算)

・圧密試験(圧密特性)

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