29.Ⅱ.1.4構造物の側面に作用する静止土圧・主働土圧・受働土圧の説明をせよ。また想定される構造物を踏まえつつ、土圧がどのように設計において用いられるか説明せよ

①静止土圧;壁に変位が生じないときに壁面に作用する土圧のことである。

地盤内のU型擁壁やボックスカルバート等のように両側から対象に土圧が作用しほとんど変位が生じない場合に用いられる

②主働土圧;構造物が前面に移動する際に発生する土圧である。土留め構造物の背面土塊がすべり面に沿ってずり落ちる際の土圧で最小の土圧である

重力式などの擁壁の設計では安定計算(滑動・転倒・支持の照査)における水平・鉛直荷重の算定に用いられる

③受働土圧;構造物が背面側に移動する際に発生する土圧である。土留め構造物の背面の土圧が持ち上げられるような状態で生じる土圧である。最大の土圧である。

土留めの安定検討では掘削側地盤の根入れ部の受働側圧の算定に用いる


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