①杭基礎
基礎形式としては最も一般的であり、信頼性が高い。1期線施工時に沖積砂質土を緩めている可能性もあり、十分な支持力を確保するため、1期線で鋼矢板を打設した深度以下まで根入れする。1期線と近接しているため、中堀杭が適している。
②高圧噴射攪拌工法
1期線で緩めた可能性のある沖積砂質土層と洪積砂質土上部をすべて高圧噴射攪拌工法により地盤改良し、地耐力を向上させたのち、直接基礎方式基礎を構築する。機械式攪拌工法のほうが経済的だが、対象地盤のN値が大きく適用できない。
③ケーソン基礎工法
1期線ではボイリングによって支持地盤を緩めた可能性があるため、水位差を生じないニューマチックケーソン工法により基礎を構築する。基礎底面を目視によって確認できるため、支持地盤の確認が容易となる。しかし、施工管理が難しい事、他の工法と比較して高価となるなど問題点もある。
上記3基礎形式のうち、最適と考えられる基礎形式は杭基礎である。緩んだ基礎地盤においても支持力及び施工の確実性が高い事、1期線に近接して2期線の基礎を構築するため、できるだけ地盤を乱さない工法が必要が必要であるため杭基礎が最適といえる。
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