19.Ⅰ.8.3 併用基礎構造を設計する際の留意点と対処方法

[設計時の留意点]

高層棟と低層棟とで支持杭の径が異なるため、基礎部分の剛性が異なる。その結果、建物自体に対しては杭の弾性変形量が異なり、高層棟と低層棟との間に不等沈下が発生する。また地震時には水平力が剛性の高い杭に集中する可能性がある。

[対処方法]

変形量に大きな差異が生じないように配慮して杭配置を決定する。また、建設部分と基礎部分を一体化したモデルで解析を行い、基礎部分の剛性の差異を考慮したうえで、建物の境界部の部材及び基礎が安全であるような設計を行う。

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