20.Ⅰ.7.3 先ほど挙げた対策工について、対策範囲と設計上の留意点

①深層混改合改良の場合、軟弱層を改良し支持力を確保する。改良体は土圧などの荷重を載荷した外的安定計算と改良体内の応力を照査する必要がある内的安定検討の2通りのチェックを実施し形状を決定する。留意点としては、杭状改良、格子状改良の場合には地盤と改良体の挙動に不明確な点があり、慎重な配慮が必要である

②SCP工法の場合、防波堤の設置圧を作用させた円弧すべり法で照査し、SCPの必要改良範囲を決定する。改良強度が深層混合改良に比べ低い為、改良範囲は大きめになる。設計上の留意点としては、パイル施工直後は現地盤が乱れ強度が低下するため、早い時期に荷重を載荷させる場合は強度設定に慎重な配慮が必要っである。


0コメント

  • 1000 / 1000