20.Ⅰ.7.2 地盤対策をしないで軟弱地盤上に重力式堤防を設置。想定される地盤の破壊、変形挙動を説明せよ。またこの場合に採用できる地盤対策工法2つ原理と特徴を説明せよ

①支持地盤のすべり破壊;重力式堤防の鉛直荷重により、支持地盤が円弧滑りを起こし、防波堤に沈下を生じるとともに周辺地盤は押し上げられるような破壊を示す。

②支持地盤の沈下;円弧滑りまでは発生しないが、城西荷重の増加により軟弱地盤粘性土が圧密沈下が生じ防波堤が支持地盤から大きく沈下する


地盤対策工法としては、軟弱粘土層を対象にセメント系の材料で固化し強度を増加させる方法(深層混合処理方法)や、砂杭を一定間隔で打設し砂杭自身のせん断強度と周辺地盤の地盤強度向上を図る方法(サンドコンパクションパイル工法;SCP工法)が考えられる

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