16.Ⅰ.2.3.3 切土に伴う発生土を利用して、地盤の沈下が予想される谷部に補強土壁を採用する場合、必要な調査・試験内容、設計・施工上の注意点を述べよ

①現地発生土の調査

現地発生土の物理試験(細粒分含有量、含水比の把握)、締固め試験、三軸圧縮試験を実施し盛り土材として適切かどうか判断する

②支持地盤の調査

支持地盤のボーリング調査により、土層構成の把握とN値、一軸・三軸圧縮試験及び圧密試験をを実施する。調査で求めたN値およびせん断強度C,φより、支持力を把握する。また、圧密試験結果より、盛土完成後の圧密沈下量を把握する。支持地盤が軟弱で支持力あるいは沈下量が問題となる場合は、支持地盤の地盤改良を検討する。改良対象層の厚さや工期・工費、周辺環境への影響を考え、適切な工法を選定する必要がある。

0コメント

  • 1000 / 1000