17.Ⅰ.2.4.1 段階施工や緩速施工で必要な粘性土地盤のせん断試験を挙げ、合わせて強度増加率mの算定方式を示せ。その結果から圧密に伴う非排水せん断強さCuを求める式を述べよ。

ただし、盛土前の現地盤における土の

非排水せん断強さC

強度増加率m

盛土前土被り圧P0

先行圧密圧力をP´

すべり面の土の圧密度U

盛土荷重によって生じる応力をΔPとし

P0<P´とする。


基礎地盤が軟弱粘性土地盤であり、透水性が低く、また段階施工あるいは緩速施工により基礎地盤の圧密による強度増加を図りながら施工を進めることから、圧密荷重を変化させたときの非排水せん断強度がわかる圧密非排水CU三軸圧縮試験もしくは定体積一面せん断試験を行う。

せん断強度率mは定体積一面せん断試験の場合には非排水せん断強度をCU、圧密荷重をPとすると

m=CU/Pによって得られる

圧密に伴う地盤の非排水せん断強度CUは

CU=m×(P0+U×ΔP)

によって得られる。


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