22.Ⅰ.7.2 開削工法による道路トンネル16ⅿ×15ⅿ、延長900mを計画。水位高く、30ⅿ下の砂礫支持層に支持する。地中連続壁による土留めを計画する場合、施工時、完成後における地下水に対する留意

①施工時留意点;地下水に流れがある場合、安定液や固化材による地下水汚染が懸念される。地下水の汚染が生じた場合、土留め壁より下流側の井戸が使用できなくなる可能性がある。

対処;地下水に流れがある層に対して、止水注入などを行い、地下水流を遮断する対策が考えられる。これにより汚染物質の流出を抑止できる。

②完成時留意点;土留め壁完成後は、土留め壁上流側でダムアップ現象による根腐れ、有効応力の低下等が発生し、下流側でダムダウンによる井戸枯れ等が発生する可能性がある。

対処;土留め壁上流側で地下水位低下工法、下流側で復水工法で地下水を循環させることで対処する。これにより地下水を循環させることが可能となる。


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