24.Ⅰ.9.3 盛土は良好な締固めで80KN/㎡を確認。適切と考える基礎構造を提案し理由を述べよ。留意点も併せて。

低層棟;直接基礎

高層棟;パイルド・ラフト基礎

直接基礎(Raft)の支持能力を生かしつつ,基礎の沈下量を要求性能値内に低減するために,必要最小限の摩擦杭(Pile)を併用する基礎形式


理由;低層棟はN50の泥岩と地耐力80KN/㎡の盛土の範囲なので、直接基礎としても問題ない。高層棟は盛土範囲となるので直接基礎+沈下防止杭であるパイルドラフト基礎により支持杭に比べコストダウンを図る。検討により支持力が不足する場合には杭基礎も検討する。

設計上の留意点;直接基礎の平面範囲が大きいので、全範囲において80KN /㎡の地耐力があるか。平板載荷試験の位置を確認する。基礎、基礎梁、上部構造にはエキスパンションを設け、想定する不等沈下を吸収できる構造を設ける。予めFEM解析などで沈下量を確認して、工場施設の使用に問題ない沈下量であるか確認する。

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