H26.Ⅱ.1.4 地すべり災害の素因と誘因をのべよ。また対策は抑制工と抑止工に大別されるが、それぞれ対策の概要や留意点について述べよ

素因

・地形要因;斜面地形、斜面勾配、斜面上下部の形状、降水の集水しやすい地形か否か

・地質要因;基岩盤の岩質と傾斜、堆積土砂の土質・堆積状態、地下水の滞水状態、和キム図の有無など

誘因

・降水の浸透による堆積土砂の間隙水位上昇

・対象斜面に対する盛り土や切土による安全率の低下

・地震による振動

・斜面端部の掘削による抑止力の低下


<抑制工>

(概要)横ボーリングによ工による水抜きやライナープレートによる集水井により、有害な地下水の流れを抑制し、地すべりの発生を漢籍的に抑制する

(留意点)集水井は地すべり対象範囲外に設置する。併せて降水の浸透を防ぐため、表面排水工を併設する

<抑止工>

(概要)地すべり端部に杭を打ち、杭の耐力で地すべりを直接的に抑止する

(留意点)縦断方向だけでなく横断方向も考慮して、効率的に滑動力を弱める位置に杭工を設置する必要がある


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