(目的)強固な盛土を構築するには、盛土のせん断強さが大きく、盛土材が均一で間隙比が小さい必要がある。薄層及び適切な含水量で締め固めることによって土の空気間隙を小さくして密度を増加させ、盛土に必要な強度を与えることである
<締固めに関する施工管理方法>
①品質規定方式(乾燥密度規定)による方法;室内締固め試験で最大乾燥密度と現場の乾燥密度の比(締固め度)で管理する手法である。留意点は高含水比粘性土や粒径の大きい礫質土には適用困難である。
②空気間隙率と飽和度による方法;施工時に空気間隙率と飽和度を測定し、規定内にあるか確認する方法である。留意点は高含水比の粘性土に適用可能で、盛土材によって適用性が異なる
③工法規定方式;締固めの施工機械の選定や締固め回数で規定する方法である。前述した方法よりも直接的でわかりやすいのが特徴である。含水比が変化しやすい土には適用困難であるため、留意する必要がある。
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