・定義;水平方向の荷重に対する地盤の変形に対する抵抗度(地盤バネ)を表す値で、この値が大きいほど地盤は変形しにくい
・利用法・留意点;擁壁基礎や杭基礎等に地震時に作用する水平力が求められるため、それらの必要断面の検討・設計に利用する
・留意点;本値の推定方法は何れも地盤の乱れの影響を受けると小さく評価されることが挙げられる
①室内試験での推定方法;一軸圧縮試験によるE50(ひずみ50%時の圧縮強度より算定)を求める方法である試料の乱れの影響に留意が必要であり、我が国の沖積粘性土の場合、一般には破壊ひずみ5%程度以内(腐植土等を除く)となるため、それらを目安とする。
②原位置試験での推定方法;ボーリング孔を利用した、孔内(水平)載荷試験によって求める方法である。試験孔の仕上がり状態によって得られる値に差異が生じる。また、試験結果の妥当性については、試験データの応力~ひずみ曲線の他、N値と本値との相関をもとに評価を行う。
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