①圧密促進工法;完成時の盛土を施工する前に、仮盛土プレロードにより所定の圧密状態になるように圧密促進を行う。この際、砕石等による杭を格子状に構築するバーチカルドレーン工法を併用することにより、間隙水の排水が促進され、圧密時間を短縮することができる。
設計においては地層が輻輳する場合、想定していた圧密量や時間に誤差が生じてしまう。施工においては特殊な施工機械等が不要で施工性に優れる
②地盤改良;緩い砂質土層と粘性土層をセメント系固化材と原位置で攪拌混合し固化させることで地盤改良し、地盤の強度・剛性を高める。粘土層が10ⅿと深いため、深層混合処理工法が有効であると考える。
設計においては、使用するセメント系固化材で所要の発現強度が得られるか不明確である。腐植土等の有機質分を含む場合、発現強度が小さくなる。施工においては振動・騒音が小さく周辺への影響が小さいため、施工性に優れる。河川等が近接する場合、環境への影響が懸念される。トラフィカビリティの確保が必要。
③橋台背面の軽量盛土;橋台背面盛土に気泡混合セメント、発泡スチロール等の軽量材料を用いることによって、編載荷重の低減を図る工法
設計においては軽量材の構造体としての安定照査が必要。施工においては水位上昇による、軽量盛土材の浮き上がりに注意する必要がある。
0コメント