①鋼矢板打ち込み;基礎地盤のN値が高いため、止水目的として打設する鋼矢板の打ち込み時にウォータージェットを併用する。その際支持地盤を乱すため支持力低下を招く可能性がある。
②基礎構築のための掘削及び地下水位低下;基礎を構築するために、仮締切内の地下水位を低下させ掘削する。その時周辺地盤との水位差が生じ、さらに掘削する有効土圧の減少によって根入れ長が短い場合にボイリングが発生すると、矢板の転倒などによって支持地盤が大きく乱される。また、調査孔の跡があると、そこからパイピングが発生し、支持地盤を乱す原因となる。
③鋼矢板引き抜き;基礎構築終了後に鋼矢板を引き抜くため、矢板位置に空隙が生じる。この空隙を適切に処理しておかないと、空隙を埋めるために支持地盤周辺が緩むことによって支持力が低下する。
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