標準貫入試験以外で、地盤の変形係数を求める方法を3種類挙げ、それぞれについて概説し、求めた変形係数の利用上の留意点について述べよ。
①平板載荷試験;直径30㎝の載荷板をジャッキによって鉛直方向に載荷し荷重ー変位曲線から変位係数を求める
②孔内水平載荷試験;ボーリング孔内に載荷装置を水平方向に膨張させて加圧する。膨張圧と膨張量から変形係数を求める
③一軸圧縮試験;円筒状の試料を鉛直方向に載荷し、応力ーひずみ関係から変形係数を求める
①平板載荷試験;内部摩擦角が大きい地盤では誤差が大きくなる。また、地盤の表層の代表値であり、輻輳する地層には考慮が必要である
②孔内水平載荷試験;水平方向の平面ひずみの値のため、異方性がある粘性土や岩盤で鉛直方向の変形係数を求めたい場合には、換算方法の検討が必要である
③一軸圧縮試験;平均的な変形係数E50のほか、初期接線変更係数Ei、接線変更係数Et、割接線変更係数Esがある。ひずみレベルに対応する変形係数を選ぶ必要がある
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