17.Ⅰ.2.11.2 ‐2ⅿ埋土N5、-7ⅿ砂質土N5、-10ⅿ粘土N3、-14ⅿ砂N20、以下支持層。狭隘な市街地、隣接用地境界有。本構造物基礎設計上の留意すべき事項を説明せよ。

・狭隘な市街地という周辺条件

狭隘な市街地であることから、基礎選定にあたっては、作業空間、周辺環境への影響に留意する必要がある。

・地震時に不安定となる地盤の影響

不安定となる過程での構造物の応答特性は複雑であり、仮に地盤が不安定になると判断されても、地震動や地盤の特性によっては、設計で想定した通りの状況にならない可能性もあることから、地盤の不安定を考慮した設計の他、地震時に地盤が不安定とはならないという条件でも耐震性能の照査を行い、いずれか厳しい方の結果を用いるという点に留意する。

・フーチング幅の制限

隣接構造物の建築限界から、橋軸直角方向のフーチング幅が7.5ⅿ以下に制限されている。したがって、基礎設計に当たっては、杭基礎のように杭の押しひきで地震時の水平抵抗を確保する形式の場合、フーチング幅が重要な要因となるため留意する必要がある。


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